東日本大震災から10年

2011年の3月11日14時46分におきた東日本大震災。東北地方を中心に12都道県で2万2000人余の死者（震災関連死を含む）・行方不明者が発生し本日で10年が経ちます。

首都圏では金曜日ということもあり、多くの人が2連休に入るため、従業員を帰宅させる判断をした企業が多く、地震発生時に公共機関の再開情報が入らない中、会社・学校にいた人の大半が自力で帰宅をしていました。そのため道路は帰宅者であふれ車も人も大混雑の異様な風景となっていたのです。

当時の教訓から、帰宅困難者対策が防災マニュアルにも大きく取り上げられるようになりました。徒歩で帰宅が可能と思われる場合でも、多くの人が一斉に帰宅しようとすると、各地で混雑が発生し、特に火災発生地域周辺では、大混雑に長時間さらされる恐れがあります。集団転倒に巻き込まれる、火災や沿道建物からの落下物により死傷するなど、大変危険です。さらに、救助・救命活動や消火活動、救援物資輸送などの応急対策活動の妨げにもつながります。

まずは「むやみに移動を開始しない」ことが1番です。
落ち着いて周囲の情報を集め安全、安心を確保することを忘れないでください。

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