ドラマのような衝撃的な出来事がこんなにも日常で起こっているのです。
CASE1:仕事に見せかけたメール本文
絵里香さん(仮名)のご主人は43歳、業務連絡にLINEメールを使う会社員です。帰宅後も着信がたびたびあり、メールの相手は絵里香さんも知っている会社の同僚なのだそう。
「LINEの名前を見ると確かに同僚の男性の名前が表示されていました。表示される名前は受信者が変更することもできるので、念のためにメール本文を見せてもらうと《会議》や《営業部》といった言葉が使われていたんです」と絵里香さん。
ところが、それが落とし穴でした。
ご主人は浮気相手である会社の部下に、メール本文の最後に同僚の名前を入力するよう指定しやりとりをしていたのでした。しかも二人は《会議=食事》、《営業部=彼女の部屋》など、他人にはわからない暗号をつくって密会の約束を取り合っていたのです。
「仕事のメールだと思っていたら、こんなことだったなんて……(絶句)
男性同士は女性同士ほどメールのやり取りをしないものです。久美子さんはそんなご主人に愛想を尽かし、子供たちとの新しい人生を考えていらっしゃいます。
CASE2:スマホケースに隠された秘密!!
優子さん(仮名)の旦那様は9歳年下。
「私がいた部署に彼が新卒で入ってきたんです。最初は弟みたいな感じだったんですけど彼のほうが私に夢中になって、年齢なんて関係ないって感じで付き合いはじめました」
まもなくして優子さんは妊娠、そしてご結婚をされました。
「彼はいつでも私のことを気づかってくれる優しい人。大切にしてくれているんだなと安心しきっていました」
そんな旦那様の浮気が発覚したのは、テーブルの上に置いてあったスマートフォンを床に落としてしまったときのこと。
「衝撃でスマホケースが取れてしまったんです。それを見た瞬間、愕然としましたね。ケースの裏から知らない若い女と一緒に写っている写真が出てきたんです」
調査の結果、その浮気相手は20歳の女子大生と判明しました。キャバクラで知り合い、交際が始まったということでした。
「私よりひとまわりも若い女と浮気していたなんて……」
ショックから優子さんは離婚を決意されました。証拠を突きつけ、慰謝料と養育費はしっかり要求すると仰っています。
CASE3:会社で持たされている携帯電話は要注意!
「主人はとても真面目な性格なんです」と話す真理子さん(仮名)。
そんな真理子さんがITエンジニアの旦那様(35歳)の行動に疑問を持ちはじめたのは昨年の夏ごろ。
旦那様が会社から業務専用の携帯電話を持たされたことから始まります。
「とにかくその携帯電話を肌身離さず持ち歩くんですよ。トイレに入るときはもちろん、ビニール袋に入れて浴室まで持ち込んでいるんです。水が入っちゃったらどうするのって注意しても、自分にしかわからない問い合わせが来たときにすぐに応えないと顧客のクレーム対象になる、と言われて納得してしまったんですよね。昔から仕事熱心だし、浮気なんてできるタイプじゃないと思っていたんですが……」
調査によるとご主人はクロでした。
その携帯電話は浮気相手とのメール用に旦那様が自ら契約をされたもので、料金請求書などは会社に届くようになっていました。この事実が発覚した直後、旦那様は真理子さんに浮気相手とは二度と会わないと誓約をされました。携帯電話も解約し、今は元の幸せな生活に戻っているそうです。仕事人間だからと言って安心できないのが現実です。この例のように、仕事にのめり込む人ほど女性にものめり込みやすいと言えます。
最近では浮気を知ったきっかけはメールが多いようです
一概には言えませんがメールの場合、具体的に相手とのやり取りが判ってしまいます。恐らくやり取りは消していると思いますが、携帯をロックをしている時点で何かを隠している可能性が高いです。証拠の保全としては相手の携帯に写ったものを転送するのではなく、カメラ等で撮影したほうが参考資料として使えます。一番はビデオカメラでで撮影したほうが記録を撮りやすいと思われます。
<ポイント1>
最初に対象となる携帯電話を映し、メールなどのやり取りを撮影していくのが望ましいといえます。
<ポイント>
携帯電話の証拠だけでは裁判の資料としては弱いです。やはり決定的となるホテルの出入り証拠写真が必要です。内容も第三者が見て浮気を示す具体的な内容が無いと信用されにくいのです。
「携帯でわかる」パートナーの浮気チェックリスト
★3つ以上「YES」に当てはまる場合は要注意です!
1. 携帯を見ようとすると極端に嫌がる。
2. 着信をバイブまたはサイレントにしている。
3. 着信・発信の履歴が消されている。
4. 常に受信BOXの中に何も無い(削除されている)。
5. あなたの前でかかってきた電話に「はい」「いいえ」でしか応えない。
6. いつでもどこでも(トイレでも)携帯を持っていく。
7. メールチェックの回数が多くなった。
8. 電話帳に苗字のみで登録している。
9. あなたの前でかかってきた電話に出ないことがある。
10.メールを打つのがやたらと早い。
浮気の解決方法
お互いの話し合い以外での法的な手段としていくつかのパターンがあります。
1.離婚を決意、離婚時に配偶者へ慰謝料を請求する
離婚を前提に考えて調査をするケースと、調査のあとに我慢出来ず離婚を決断される方がいます。これは最終的な決断になります。不倫相手が判明しなかった場合や風俗通いだったなどの場合によります。ご自身で決定的となる証拠を掴む、または調査会社に依頼をして浮気の証拠を掴みその後に弁護士に相談、離婚調停などを経て離婚することになります。
2.離婚を決意、配偶者と不倫相手へ慰謝料を請求する
基本的に1番と同じですが、浮気相手の身元が判明している場合は浮気相手に訴訟を起こしていきます。慰謝料の金額では一番期待できる方法と考えられます。
3.離婚はしないで配偶者へ慰謝料を請求する
浮気調査終了後、資料をもって弁護士に相談をして調停を申し立てます。離婚に関しては考えず実家などへ引越し別居をします。調停で和解が成立すれば生活費、養育費などを毎月支払われる事となります。
自ら離婚原因を作った側からの離婚の申し立ては難しいので住宅ローンなどが残っていれば養育費等の支払いと2重の生活を送ることとなり、かなりの負担を強いられる事となります。離婚してスッキリするか、別居して相手を「毎月お金だけを運んでくれる人」と捉え、割り切って生活するという選択肢もあるのです。
4.離婚はしないで浮気相手に配偶者とのプライベートでの接触の中止を要求する
「離婚する気はない」とお考えであればパートナーとの直接交渉を行います。まず浮気をしているか質問をしてNOの返答があるとします。ここで浮気をしていない根拠をはっきりと聞くことが大切になってきます。休日出勤の理由、飲み会と言っていた日の行動、調査を行った日の行動に嘘偽りはないかどうかはっきりと発言をさせておきます。
そこで初めて調査報告書を見せてください。
そうすると相手は「調査会社の捏造だ、作文だ」といって反論してくると思います。また、「プライバシーの侵害だ」などご自身で良くわかっていない法律用語を発言してくる場合もあります。そうであれば、ビデオテープを再生して見せましょう。動画を見せれば黙ってしまうのではないでしょうか。相手が非を認め今後しないと約束をし、あなたもそれですっきりしたのであれば良い選択肢といえます。
しかしその後、このパートナーと離婚したいと考えたとしても、相手も証拠がある事を知っている為、離婚するのであればこの段階で全て今ある証拠を見せてしまうのは得策とは言えません。相手も弁護士に相談するなど何らかの準備を講じてくるでしょうし、本来調停などでウソをつかせたあとに最後に証拠を出しますので慰謝料が減額する場合があります。相手の性格を考え、話し合いで解決出来ると考えればこのような選択肢もあります。相手の女性には内容証明郵便で接触をしないよう勧告しておくとよいでしょう。
5.その他の方法
解決方法は人それぞれですので証拠を掴んだ後、資料の使用方法についてご相談ください。申し訳ありませんが、反社会的な行動に関してのお手伝いは出来ません。主にご自身または調査会社で浮気調査を依頼して、証拠を掴んだ上での法的手段となります。
相談室調査を行い相手女性の身元、証拠写真が揃った時点での交渉開始となります。テレビドラマの中ではそのまま調査報告書を相手に叩き付ける場面もありますが、実際にはそういったことは稀にしかありません。調査報告書は最後の切り札となりますので使用方法は慎重に選んでいきましょう。